大気が汚染され天魔地震という大規模な地震で魔物の中には突然変異し、凶悪になった魔物が溢れた。その、魔物から街を守るべく
聖核(コア)という小さな石で結界を作り、平和を保っている世界、ノースフェリア。
この世界には
平和と秩序を重んじる〝騎士団〟
自由を象徴し、空をかける〝空賊〟
海を渡り宝を奪う〝海賊〟
山など草木を愛し陸を旅する〝山賊〟
街や道中を歩いている人達に悪さを働く〝盗賊〟
様々な職業組合〝ギルド〟
が存在する。
ノースフェリアは午前と午後という時間概念の他に儚時(はかなどき)という時間が存在
儚時とは、時間という概念が存在しない時間
空は淡く夜明けの空のような色になり
空からは小さな蛍の様な光が降り注ぐ。
1説によるとこれは死者の魂が
ノースフェリアにこの時間だけ降り立っているという話だ。
騎士団の裏を知ってしまい、騎士団に嫌気がさして騎士団を辞め、空賊になった下町の青年ユウはある日、下町の水聖核が何者かによって奪われてしまう。そしてユウは下町の水聖核を探すために貴族街に出る。
そこでとある1人の名前が浮上する。